3.タロットカードの説明 ~タロットカード占い講座 入門~
3.タロットカードの説明 ~タロットカード占い講座 入門~
タロットカードは、大アルカナと小アルカナの2つの種類があります。
大アルカナは前半、小アルカナは後半と思ってください。
つまり、小アルカナは4組×14枚で合計56枚になります。
大アルカナよりは、事情や背景、心情や心境などのレベル感や温度差、度合いなどを現わしたりします。
以下の動画で、大アルカナと小アルカナをかんたんに説明しております。
大アルカナは前半、小アルカナは後半と思ってください。
前半の大アルカナの役割は、人生においてのターニングポイントや、主要な人物を示し、置かれている状況や心境、性格や資質などを、包括的に、そして強調したメッセージを伝えてくれるカードになります。
一方、小アルカナは、四つの組(スート Suits)があり、それぞれの組には数字の札(数札 Pip Cards)と人物(人物札 Court Cards)の14枚のカードから成り立っています。
つまり、小アルカナは4組×14枚で合計56枚になります。
大アルカナよりは、事情や背景、心情や心境などのレベル感や温度差、度合いなどを現わしたりします。
以下の動画で、大アルカナと小アルカナをかんたんに説明しております。
大アルカナ(22枚)のストーリー
大アルカナは、0~21までの合計22枚のカードで成り立っています。
主に大々的で普遍的な「コト、モノ、ヒト」に対し、その性質や立ち位置などを現わしたりします。
また、大アルカナの絵柄は、様々な性質や職業を持つ人物が描かれていたり、あるいは自然界に存在するあらゆる万物が描かれています。
一つ一つのカードには個々の意味やメッセージを持ち、0~21番まで連なると、それは一人の人間の人生物語にもなっています。
0番から始まる前半では、未熟な青年が、様々な職や仕事を持つ師と大人に出会い、生きていく上で必要な知識と学びについて教えてもらいます。
後半では、生きる術を身につけた彼が、人生を歩み、経験し、失敗し、挫折し、また立ち上がって進み、成功するといった、人が通るべき人生のイベントや障壁、ターニングポイントとといった人生のステージ・節目が物語られています。
意味を持つカードで占うことにより、あなたの性格や感情を言い現わしたり、適職や天職といった職が示されたり、あるいは、あなたの人生で必要となる術が見出されたりする、という訳です。
では、0番から順に、人生物語を見て参りましょうか。
主に大々的で普遍的な「コト、モノ、ヒト」に対し、その性質や立ち位置などを現わしたりします。
また、大アルカナの絵柄は、様々な性質や職業を持つ人物が描かれていたり、あるいは自然界に存在するあらゆる万物が描かれています。
一つ一つのカードには個々の意味やメッセージを持ち、0~21番まで連なると、それは一人の人間の人生物語にもなっています。
0番から始まる前半では、未熟な青年が、様々な職や仕事を持つ師と大人に出会い、生きていく上で必要な知識と学びについて教えてもらいます。
後半では、生きる術を身につけた彼が、人生を歩み、経験し、失敗し、挫折し、また立ち上がって進み、成功するといった、人が通るべき人生のイベントや障壁、ターニングポイントとといった人生のステージ・節目が物語られています。
意味を持つカードで占うことにより、あなたの性格や感情を言い現わしたり、適職や天職といった職が示されたり、あるいは、あなたの人生で必要となる術が見出されたりする、という訳です。
では、0番から順に、人生物語を見て参りましょうか。
![]() 0. 愚者 |
・・・ | 人生の旅立ち。少年は純粋無垢で希望に満ち溢れ、これから長旅が始まると言うのに、旅支度も道具も用意せず、無防備なままに旅に出かける。世間は彼を世間知らずの「0.愚者」として扱うのです。 |
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・・・ | 何の道具を持たない「0.愚者」が旅の途中で一番最初に出会うのが魔術師です。「1.魔術師」は愚者とは違い、洗練された道具を持ってそれらを駆使し、ありとあらゆる問題や障壁を回避・解決する名士なのです。愚者は、そんな魔術師からいくつもの道具を受取ります。 |
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・・・ | 次に「0.愚者」は「2.女司祭」に出会います。彼女からはこれから旅路で必要となるであろう知識や良識を学びます。無垢であった愚者はその知識と良識を持って考えることを覚え、そして、より様々な人々と出会い、会話をし、交渉や対立、中和、友好などの関係を築いていくことになります。 |
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・・・ | 道具を使いこなし、物事を良く考えられようになった「0.愚者」は世間や貴族からも認められ、その国の王室に招かれるまでに成長します。最初の面会は「3.女帝」です。母性と理解力に満ちた女帝は、一目で愚者を寛容に受入れ「4.皇帝」に紹介することになります。 |
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・・・ | 「3.女帝」より紹介された「0.愚者」を、「4.皇帝」は「過去に見ぬ賢者」と高く評価し、自国の政策や、他国との交渉・対立に一役買ってもう為、愚者を自分の部下に配属することにしました。 |
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・・・ | 「0.愚者」が部隊で活躍することで、新しい規定や新しい体制が導入されることになりました。ここで国の法律を定める「5.司祭(法王)」が登場します。司祭は厳しくもありますが、皆を平等に審査・評価をし、公平な組織・規定づくりに注力します。 |
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・・・ | 「0.愚者」は青年から大人の男性へと成長します。そして城に使える召使いと出会い、やがて恋に落ちるのです。 |
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・・・ | 「6.恋人」とゆるやかな時を過ごすのも束の間、他国からの攻撃が始まり「0.愚者」も戦士として戦に出ることに。多くの戦士と戦車が出動し、激しい戦いが繰り広げられることになります。やがて戦いは終わり、愚者は無事生き残り、勝利の旗を掲げることに。 |
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・・・ | 「7.戦車」までは、「0.愚者」という一人の少年の成長過程と背景を包括したストーリーでしたが、「8.力」からは、神話に登場してくる人や神、妖精といったキャラクターが主人公になってきます。「8.力」のカードにおいては、貴族でも皇族でもない極々の普通の女性が、百獣の王であるライオンをあたかも子猫のようにあしらう姿が、なんとも「心穏やかで」「力強い優しさ」を現しています。 |
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・・・ | 「9.隠者」を一言で言い表すとすれば、その風貌いい、キャラクターといい、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場してくる“ガンダルフ”。長らく切ってない髪の毛と髭。修行僧が持っているような木の杖。そして一目を憚るように大きな体を窄めて目立たないように佇む姿。彼は、俗世間を避けて過ごし、孤独ではあるが、独特の感性と奥深い思考を持つ森の仙人と言えます。 |
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・・・ | 「10.運命」とは車輪の輪のようであることを示すカードです。車輪が回ることで車体は前へ進み、1回転すると始点に戻る。人生や運命もまた巡り巡って、また振出しに戻ることを戒めています。 |
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・・・ | 「11.正義」は、「6.法王」よりも庶民に近い法律に携わる人。法王の助手や秘書のような立場の女性です。それ故、理知的で論理的。物事をロジカルに考え、公平で合理的な考えで進めていきます。 |
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・・・ | 逆さに「12.吊るされた男性」は、あたかもキリストの磔刑のよう。今はもう雁字搦めな状態。痛みと辛さに耐え忍ぶしかありません。解放される時をじっと待つべし。 |
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・・・ | 「12.吊るされた男」が血の滲むような苦難を強いられ死に目に合うことに。そして、ここで「13.死神」と出会うことになります。 |
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・・・ | 「12.吊るされた男」が「13.死神」に会うことで起死回生し、再び旅路につくことに。そして、ようやく心休まる泉の域に辿りついた泉には、清く美しい水から穏やかな天使が現れ、手に持っている花瓶から途切れなく水を流しています。愚者は一息つくように泉の水をごくごくと美味しくいただくのです。 |
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・・・ | 「14.節制」によって身も心が癒されたと思いきや、今度は「0.愚者」の目の前に「15.悪魔」が現れます。危険、欲望、邪心、悪気、無我夢中、中毒といった異常を来す状況に見舞われ、愚者は悪魔の虜に。そして、悪魔の手によって、危険な場所へと誘われてしまうのです。 |
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・・・ | 「15.悪魔」に誘われた場所は、聳え立つ高い「16.塔」の上でした。気づいた時は既に遅し、目の前の塔の壁が一気に崩れ去り、一気に崩れ堕ちていくのでした。一時、平穏な休息をとったところから、奈落の底へ一気に落とされる瞬間とも言えます。 |
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・・・ | 「16.塔」から落下した愚者は、正に「頭から星が散った。」ようなショックを受けます。しばらく、頭が朦朧とした状態が続きますが、徐々に気が付くと空一面に本当の星空が広がり、また前へ進める確信と、夢と希望を手にするのです。 |
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・・・ | 「17.星」の次に今度は「18.月」の現れです。夜の静かな雰囲気と、ダークで神秘的なイメージを映し出しています。ただ、夜が来たからには、必ず朝が来る、という自然の摂理についても戒めているため、モヤモヤ不透明な状況もいずれクリアになる、という意味も持ち合わせています。 |
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・・・ | 「18.月」が現れやがて夜明けが巡るそして「19.太陽」が現れます。太陽系の星をすべて見守る太陽は、正に家庭や家系を現しています。幸せや子沢山を示すこともありますし、結合や結婚というゴールを現すこともあります。 |
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・・・ | 「20.審判」では、これまで歩んできた人生を振り返ります。そして善きべき点はもっと善く、悪しき点は正して、今後の課題とします。そして過去に離別した友人や恋人、恩人とも再会し、更なる深い関係を築き、絆を結んでいくことになります。事は良い方向へ向かうのです。 |
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・・・ | 大アルカナをしめくくる最後のカード「21.世界」は、万物を創世したこの世界自体を現わしています。このカードが展開されたならば、もう何も怖いものはありません。自分が望むこと、願うこと、これからはすべて叶うようになるのです。これほど上手くいくその根源には、運命という強い味方があるから。あとは成功と目標達成に向けて、進むだけなのです。 |
小アルカナ(56枚)のストーリー
小アルカナは、四つの組(スート Suits)があり、それぞれの組には数字の札(数札 Pip Cards)と人物(人物札 Court Cards)の14枚のカードから成り立っています。
つまり、小アルカナは4組×14枚で合計56枚になります。
大アルカナよりは、事情や背景、心情や心境などのレベル感や温度差、度合いなどを現わしたりします。
つまり、小アルカナは4組×14枚で合計56枚になります。
大アルカナよりは、事情や背景、心情や心境などのレベル感や温度差、度合いなどを現わしたりします。
① 四つの組 (スート Suits)
剣 Swords | ・・・ | 戦い、戦略、試練、修行、習得、経験、労力、心労といった外的要因からの影響や環境を現します。 |
棒 Wands | ・・・ | 置かれている環境や立ち位置、時間軸といったマイルストーンやメド、ポイント、兆しや予兆を現します。 |
聖杯 Cups | ・・・ | 愛情、感情、友情、友好といったコミュニケーションを現します。健康状態や体調なども表します。 |
硬貨 Pentacles | ・・・ | 物品や物質的なもの、また金銭的、資産や財産を現します。 |
② 数札 Pip Cards
1. Ace | ・・・ | 唯一無二。スートの中でも力強いパワーを持っているため、Aceが展開された場合は、強調と主張されるカードとなります。 |
2. Two | ・・・ | 二頭や両極の意味を現しています。 |
3. Three | ・・・ | 二頭、両極の間に同等のこと・ものが存在し、中和・中立した意味合いを持つ。 |
4. Four | ・・・ | 調和からの一つ増えることで不調和が起こる。 |
5. Five | ・・・ | 不調和からの失敗や失態が起きる。 |
6. Six | ・・・ | 失敗からの見直しや再開を試みる。 |
7. Seven | ・・・ | 軌道に乗り、自信を持つ。新たな目標を掲げる。 |
8. Eight | ・・・ | 外的要因の変化や事件。中断、挫折。 |
9. Nine | ・・・ | 勇気、困難が必要。継続や充足、拡充。 |
10. Ten | ・・・ | 相当量。満ち溢れる。 |
③ 人物札 Court Cards
小姓 Page | ・・・ | 未熟、浅はか、経験不足。若気の至り。視野が狭い。修行・習得の身。 |
騎士 Knight | ・・・ | 方向性を考える。目標を定める。歩み出す。 |
女王 Queen | ・・・ | 母性や女性的な性質を意味し、母権的な強さ寛容さを現す。 |
王 King | ・・・ | 父性や男性的な性質を意味し、権力、統率、リーダー的な強さ寛容さを現します。 |
正位置と逆位置
タロットカードの絵柄には、上下の区別がされています。 基本的に、カードの銘柄が下部に記載されており、下図のように、絵柄の上下が目で見て分かるように描かれています。 上下逆さでも通用するトランプとは違う点です。
見たとおり、上下正しく展開されたら「正位置」、上下逆さまに展開されたら「逆位置」と言います。
見たとおり、上下正しく展開されたら「正位置」、上下逆さまに展開されたら「逆位置」と言います。
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正位置 | 逆位置 |
大アルカナ(22枚)・小アルカナ(56枚)の説明(解読表)
大アルカナ(22枚)・小アルカナ(56枚)の意味や概念を解読、リーディングするための解読表を用意いたしました。
見やすいマトリックスでまとめてありますので早見表としてもご利用いただけます。
見やすいマトリックスでまとめてありますので早見表としてもご利用いただけます。
- 大アルカナ22枚の説明(解読表)
- 小アルカナ56枚の説明(解読表)