7.展開法の選定 ~タロットリーディング ベーシック(初心者向け)
7.展開法の選定 ~タロットリーディング ベーシック(初心者向け)~
タロットカードで占うにおいて、展開法(Spread)というものがあります。
カード1枚だけ展開して占う方法もあれば、2枚展開して占う方法もあります。 多いものでは、10枚~13枚等で占う方法もあり、展開するカードの枚数が多ければ多いほど、様々な状況や心境、そして未来、解決法などを占うことができます。
その展開法のパターンは基本的なものから応用、また有名な占い師達のオリジナルを含めれば無限大に及びます。
タロットカード占い講座 ベーシック(初心者向け)では中でも一番オーソドックスな展開法をご紹介いたします。
カード1枚だけ展開して占う方法もあれば、2枚展開して占う方法もあります。 多いものでは、10枚~13枚等で占う方法もあり、展開するカードの枚数が多ければ多いほど、様々な状況や心境、そして未来、解決法などを占うことができます。
その展開法のパターンは基本的なものから応用、また有名な占い師達のオリジナルを含めれば無限大に及びます。
タロットカード占い講座 ベーシック(初心者向け)では中でも一番オーソドックスな展開法をご紹介いたします。
「ワンオラクル展開法」

タロットカード1枚だけで占う一番シンプルな展開法です。投げかける質問に対し、どういった行動をとれば一番良い結果となるのか、あるいはこの先どうなるかといった兆しや今こそ知るべきメッセージを得ることができます。 | |
長所 | カード1枚で判断できますから、今この瞬間で決めなければいけない時や、簡易にリーディングしたい時に気軽に占うことが可能です。 |
短所 | 白か黒か、AかBかといった答えが一つに限られるため、質問や悩み事も至ってシンプルで軽い内容に限ります。人の気持ちや、そうなる背景といった深いリーディングは難しいです。 |
「スリーカード展開法」

タロットカード3枚で過去、現在、未来といった、事態の流れや気持ちの変化を知りたい時に使います。 | |
長所 | 事態の状況や現状を把握し、今後どのような展開と結末となるのか、また人の気持ちや感情を把握し、今後どのような展開と結末となるのかを知ることができます。 |
短所 | 表面的な状態は把握することができますが、なぜそうなるのか、思うのかといった背景や理由といった要因を知ることが難しいです。 |
「ケルト十字展開法」

タロットカード10枚で、過去、現在、近い未来、そして最終結末と、事態の流れや人の感情・気持ちといった変化を知りたい時に使います。 | |
長所 | 特に人の感情や気持ちを知る時に長保します。過去どう思っていたのか、現在はどう感じているのか、また今後どのような気持ちの変化があるのか、更にはなぜそう思っているのかという背景や理由、その人の事情や障壁・コンプレックスなども深くリーディングするのに活用されます。 |
短所 | 自分のこと相手のこと、一人だけに限った場合の人の感情や気持ちについては深く掘り下げることができますが、二人同時に変化の流れを照らし合わせてみることが難しいです。 |
「ラバーブリッジ展開法」

恋愛におけるお二人の感情や気持ちの変化を時系列に照らし合わせてリーディングする時に使います。 | |
長所 | お二人の感情・気持ちといった変化を、過去・現在・未来と細かく照合し、またお二人がなぜ出逢ったかといった縁の意味を知ることができます。更にお二人が固く結ばれるために、障壁や困難を乗り越えるキーポイントの助言も見ることができます。 |
短所 | 双方の感情・気持ちを知ることはできますが、ケルト十字ほど深く、真相を掘り下げることには向いていません。ケルト十字と併用し、包括したリーディングをすることでパーフェクトなリーディングに近づけるようになります。 |
「ホースシュー展開法」

馬の蹄鉄を描くように展開したホースシューは、タロットカード8枚を使って占います。この事態や人の感情・気持ちを過去・現在・未来を追って把握し、取り巻く環境や障害は何かといったシンプルな問題解決策を見いだします。 | |
長所 | 人の感情・気持ちより、ことの事態の流れを追うのに役立ちます。例えば、転職活動や仕事のプロジェクトといった事態が順調に進行するかどうかを予想し、起こり得ることや可能性を探る場合に活用できます。 |
短所 | ことの流れや問題となる障壁をシンプルに占うことができる半面、人の感情・気持ちといったその背景や裏付ける真相といった深い部分を見るには難しいです。 |
「二者択一展開法」

AとBという二つの選択があった場合、それぞれを選択した心境、またその後の未来と最終結末といった展開を知りたい時に使います。選択が複数に及ぶ時は、優先順位を付け二つまでに絞り込んでセットします。 | |
長所 | 例えば、転職活動においてA社とB社、どちらを選択したらその後の展開が有効かと比較する際に活用できます。やる/やらないといった二択にいおいても同様に、その後の展開を知ることで今どちらを選択すべきか見出すことができます。 |
短所 | 二者択一の時だけに有効で、それ以外は対応不可。 |
「ホロスコープ展開法」

タロットカードをホロスコープ(=星占い)に近似した展開にして、人生全体の普遍的で総合的な運勢を占う時に使います。 | |
長所 | その人の生まれ持つ運勢、恋愛運、結婚運、家庭運、健康運、金運、仕事運、仲間運などを総合的に占うことができます。また、障壁や配慮すべきキーポイントの助言もあります。 |
短所 | 人生全体の普遍的な運勢を占うため、テーマを絞った具体的な悩み事には対応不可になります。 |
また、相談の内容や知りたいことに合わせて、適した展開法を選定することで、より深く多角的にリーディングを行うことができるのです。