11.悩みに応じた展開法の選定 ~タロットリーディング アドバンス(中級者向け)
11.悩みに応じた展開法の選定 ~タロットリーディング アドバンス(中級者向け)~
タロットカード占い講座 ベーシック(初心者向け)では、オーソドックスな展開法をご紹介いたしました。
マスター(中級者向け)では、更に、各展開法がどのような相談の際に選定すべきかを説明して参ります。
マスター(中級者向け)では、更に、各展開法がどのような相談の際に選定すべきかを説明して参ります。
「ワンオラクル展開法」

タロットカード1枚だけで占う一番シンプルな展開法です。投げかける質問に対し、どういった行動をとれば一番良い結果となるのか、あるいはこの先どうなるかといった兆しや今こそ知るべきメッセージを得ることができます。 | |
長所 | カード1枚で判断できますから、今この瞬間で決めなければいけない時や、簡易にリーディングしたい時に気軽に占うことが可能です。 |
短所 | 白か黒か、AかBかといった答えが一つに限られるため、質問や悩み事も至ってシンプルで軽い内容に限ります。人の気持ちや、そうなる背景といった深いリーディングは難しいです。 |
ワンオラクルの相談例⇒回答例としては、
- 彼の今の気持ち [太陽(正)] ⇒ 前向きな気持ち、晴々とした気持ち、結婚を考慮している etc..
- 彼が今どこにいるか? [戦車(正)] ⇒ 職場・仕事の真っ最中、試合中、何かに取組んでいるところ、競争しているところ etc..
- 明日の面接はどうなるか? [皇帝(正)] ⇒ きちんとプレゼンができる、上手くいく etc..
- この決断は吉と出るか凶と出るか? [死(逆)] ⇒ 逆転する、好転する可能性あり etc..
このように、ワンオラクル展開法は、シンプルな質問・相談に対して、「Yes or No」といったシンプルな答え・メッセージを読む展開法になります。
慣れるまでは、解読表に書かれている意味・キーワードをそのままインスピレーションとして受け入れてみること。
後に、それが現実となって結果が現れた時、このカードが意味するインスピレーションが「そういうことだったのか。」と理解できるようになるでしょう。
「スリーカード展開法」

タロットカード3枚で過去、現在、未来といった、事態の流れや気持ちの変化を知りたい時に使います。 | |
長所 | 事態の状況や現状を把握し、今後どのような展開と結末となるのか、また人の気持ちや感情を把握し、今後どのような展開と結末となるのかを知ることができます。 |
短所 | 表面的な状態は把握することができますが、なぜそうなるのか、思うのかといった背景や理由といった要因を知ることが難しいです。 |
スリーカードの相談例⇒回答例としては、
- 彼の今の気持ちの変化 [①月(正)②太陽(正)③節制(正)] ⇒ 当初は臆病で不安な気持ちもあったようだが、今はすっかり前向きに結婚も視野にいれているようだ。今後はより一層寄り添い穏かに落ち着いた気持ちで向き合っていくようになるだろう etc..
- 彼の状況と取巻く環境の変化 [①愚者(逆)②戦車(正)③皇帝(正)] ⇒ これまでの彼は特に責任といった意識もなく未熟な彼だったが、ここ最近一転し、仕事にウェイトを置いた意識に変わって来ているよう..それ故、今は仕事だけに集中し、成果も出しつつある流れ..今後は責任あるポジションにも就く兆しがあり、その期待に彼は応えていくだろう etc..
- 今日の面接はどうなるか? [①月(逆)②皇帝(正)③戦車(正)] ⇒ 受かる自信がなく緊張のまま面接に挑むことになりそう..しかしいざ本番になれば本領を発揮、準備してきたプレゼンを堂々紹介することができるだろう..そして結果は複数のライバルを差し置き、群を抜いて合格となりそうだ etc..
このように、スリーカードは、①過去→②現在→③未来と時系列に、カードの意味・メッセージをストーリー立てて、読み取っていくことがポイントになります。
慣れるまでは、解読表に書かれている意味・キーワードをそのまま羅列するだけでも構いません。
じっくりキーワードを見つめていると、過去から現在、未来への気持ちの変化が、断片的なキーワード同士が繋がり、起承転結のストーリーが起き上がってくるでしょう。
「ケルト十字展開法」

タロットカード10枚で、過去、現在、近い未来、そして最終結末と、事態の流れや人の感情・気持ちといった変化を知りたい時に使います。 | |
長所 | 特に人の感情や気持ちを知る時に長保します。過去どう思っていたのか、現在はどう感じているのか、また今後どのような気持ちの変化があるのか、更にはなぜそう思っているのかという背景や理由、その人の事情や障壁・コンプレックスなども深くリーディングするのに活用されます。 |
短所 | 自分のこと相手のこと、一人だけに限った場合の人の感情や気持ちについては深く掘り下げることができますが、二人同時に変化の流れを照らし合わせてみることが難しいです。 |
ケルト十字の相談例⇒回答例としては、
「ラバーブリッジ展開法」

恋愛におけるお二人の感情や気持ちの変化を時系列に照らし合わせてリーディングする時に使います。 | |
長所 | お二人の感情・気持ちといった変化を、過去・現在・未来と細かく照合し、またお二人がなぜ出逢ったかといった縁の意味を知ることができます。更にお二人が固く結ばれるために、障壁や困難を乗り越えるキーポイントの助言も見ることができます。 |
短所 | 双方の感情・気持ちを知ることはできますが、ケルト十字ほど深く、真相を掘り下げることには向いていません。ケルト十字と併用し、包括したリーディングをすることでパーフェクトなリーディングに近づけるようになります。 |
ラバーブリッジの相談例⇒回答例としては、
「ホースシュー展開法」

馬の蹄鉄を描くように展開したホースシューは、タロットカード8枚を使って占います。この事態や人の感情・気持ちを過去・現在・未来を追って把握し、取り巻く環境や障害は何かといったシンプルな問題解決策を見いだします。 | |
長所 | 人の感情・気持ちより、ことの事態の流れを追うのに役立ちます。例えば、転職活動や仕事のプロジェクトといった事態が順調に進行するかどうかを予想し、起こり得ることや可能性を探る場合に活用できます。 |
短所 | ことの流れや問題となる障壁をシンプルに占うことができる半面、人の感情・気持ちといったその背景や裏付ける真相といった深い部分を見るには難しいです。 |
ホースシューの相談例⇒回答例としては、
- 現状の課題・問題の行く末と、今すべき行動・選択。 ⇒ ケルト十字のリーディング手法はLINEトーク占い
よりご質問受付いたします。
「二者択一展開法」

AとBという二つの選択があった場合、それぞれを選択した心境、またその後の未来と最終結末といった展開を知りたい時に使います。選択が複数に及ぶ時は、優先順位を付け二つまでに絞り込んでセットします。 | |
長所 | 例えば、転職活動においてA社とB社、どちらを選択したらその後の展開が有効かと比較する際に活用できます。やる/やらないといった二択にいおいても同様に、その後の展開を知ることで今どちらを選択すべきか見出すことができます。 |
短所 | 二者択一の時だけに有効で、それ以外は対応不可。 |
二者択一の相談例⇒回答例としては、
- AとBの選択肢をそれぞれ選んだ場合の経過と結果、比較。 ⇒ ケルト十字のリーディング手法はLINEトーク占い
よりご質問受付いたします。
「ホロスコープ展開法」

タロットカードをホロスコープ(=星占い)に近似した展開にして、人生全体の普遍的で総合的な運勢を占う時に使います。 | |
長所 | その人の生まれ持つ運勢、恋愛運、結婚運、家庭運、健康運、金運、仕事運、仲間運などを総合的に占うことができます。また、障壁や配慮すべきキーポイントの助言もあります。 |
短所 | 人生全体の普遍的な運勢を占うため、テーマを絞った具体的な悩み事には対応不可になります。 |
ホロスコープの相談例⇒回答例としては、
このように、カードの枚数が少ない程、シンプルで簡単にリーディングができますし、カードの枚数が多い程、複雑で繊細なリーディングが可能になるのです。
リーディングが当たっているか当たっていないかを確かめるには、実際に現実におこる経過を見定め、自身で「あ、なるほど、こういうことだったのか。」と実感することが一番の近道でしょう。