14.大小アルカナ78枚深読みリーディングテクニック ~タロットリーディング マスター(上級者向け)
14.大小アルカナ78枚深読みリーディングテクニック ~タロットリーディング マスター(上級者向け)
タロットカード占い講座 アドバンス(中級者向け)では、「12.悩みに応じた基本的なリーディング方法の説明」
を説明しました。
マスター(上級者向け)では、大アルカナと小アルカナ、78枚全てのカードを使って、多角的に、より深く、リーディングする方法とポイントを学んでいきます。
では、大アルカナと小アルカナを駆使して、どうリーディングしていけば良いのか、詳しく説明してまいりましょう。

マスター(上級者向け)では、大アルカナと小アルカナ、78枚全てのカードを使って、多角的に、より深く、リーディングする方法とポイントを学んでいきます。
では、大アルカナと小アルカナを駆使して、どうリーディングしていけば良いのか、詳しく説明してまいりましょう。
大アルカナと小アルカナの役割・区分
大アルカナと小アルカナについては、タロットカード占い講座 ベーシックとアドバンスで説明いたしました。
6.大アルカナ22枚の説明(解読表) ~タロットカード占い講座 ベーシック(初心者向け)~
10.小アルカナ56枚の説明(解読表) ~タロットカード占い講座 アドバンス(中級者向け)~
大アルカナと小アルカナを、体系的にまとめると以下のようになります。

このように、大アルカナと、小アルカナには、それぞれ個別にモノやコトを言い現わす役割と区分があります。
これらの役割と区分を理解することが、悩みを多角的にリーディングするポイントになります。
また、深いリーディングとしては、類似した意味を持つカードが複数展開された場合に、そこに焦点をあて、カード同士の関連性や干渉するような事象を予想したり予測したり、 可能性の秘めることは、とことん想い浮かべてリーディングすることが重要なポイントです。
では、実際どのような追求の仕方になるのか、具体例をあげてみて参りましょう。
相談内容としては、シンプルに「仕事運」。
過去、現在、未来、の配置に、以下のカードが展開されたとします。

リーディングの見本としては、
「これまでは、辛い仕事が続き、耐え忍ばれていた状況であったが、
現在は大分メドが立ち、周りからの評価ももらえるようになった。
今後については、いっそう飛躍の活躍が期待できそうだ。
このことから、これまでの辛い環境下は、人生の分岐点だったとも言えるだろう。」
過去に展開された「大アルカナ:吊るされた男」が、過去の状況を現わすだけでなく、 人生の大きな節目(ターニングポイント)であることも、示されていると解けるのです。
また、大アルカナの方が、よりインパクトの強い事象を現わし、
小アルカナは、より繊細に事情を現わすような感覚でリーディングすると、文章化し易くなると思います。
このように、現在・未来よりも、過去の事象の方がより人生においての大きな節目(ターニングポイント)であったことが事実にあり、それ故、過去の配置に、大アルカナ「吊るされた男;正位置」といったしかるべきカードが展開されたと、見て取れるでしょう。
相談内容としては、「相手の気持ち」。
②顕在意識、③潜在意識の配置に、以下のカードが展開されたとします。

リーディングの見本としては、
「顕在意識では、恋の始まり・成就を実感した喜びの気持ちが、現状の態度として現れ、
また、潜在意識にある内心においても、これからもっと歩み寄れる関係に希望を持っている、と言えるだろう。」
顕在意識も潜在意識も類似した意味を持つカードが展開されたことから、表面的にも内面的にも、表裏の無い素直な喜びと、解けると思います。
逆に、顕在意識と潜在意識に展開されたカードが、相反する意味のカードが出た場合は、裏表あり、本音と建前のある態度で現れることでしょう。
このように、展開されるカードが、類似していたり、相反していたり、あるいは大アルカナであったり、小アルカナであったりで、「なぜ、その配置にそのカードが展開されているのかを解いていく」と、多角的により深くリーディングすることができると思います。
また、この具体例では、分かり易く説明するために、全て正位置での展開位置にしていますが、実際には、逆位置に展開する場合もあります。
その場合は、更に逆位置の意味を拾ってリーディングするため、より多角的で多層化したリーディングが必要になります。
一度にリーディングしようとすると、色んな思考と視点が散漫してしまい纏まりづらくなりますから、部分部分読み解くことがポイントです。
6.大アルカナ22枚の説明(解読表) ~タロットカード占い講座 ベーシック(初心者向け)~

10.小アルカナ56枚の説明(解読表) ~タロットカード占い講座 アドバンス(中級者向け)~

大アルカナと小アルカナを、体系的にまとめると以下のようになります。

このように、大アルカナと、小アルカナには、それぞれ個別にモノやコトを言い現わす役割と区分があります。
これらの役割と区分を理解することが、悩みを多角的にリーディングするポイントになります。
また、深いリーディングとしては、類似した意味を持つカードが複数展開された場合に、そこに焦点をあて、カード同士の関連性や干渉するような事象を予想したり予測したり、 可能性の秘めることは、とことん想い浮かべてリーディングすることが重要なポイントです。
- なぜ、しかるべき配置に的を得たカードが展開したのか追求してみる。
- なぜ、類似したカードが展開されたのかを追求してみる。
では、実際どのような追求の仕方になるのか、具体例をあげてみて参りましょう。
具体例①「なぜ、しかるべき配置に的を得たカードが展開したのか追求してみる~」
スリーカード展開法で具体例を見ていきます。相談内容としては、シンプルに「仕事運」。
過去、現在、未来、の配置に、以下のカードが展開されたとします。

過去 | 現在 | 未来 |
大アルカナ 吊られた男;正位置 |
小アルカナ ワンドの6;正位置 |
小アルカナ ソードのナイト;正位置 |
試練に耐える 自己犠牲 難問題に出会う 一時中止 変転の時 極限の選択 あがくことを止める | トップに上り出る 認められる 良い知らせ 栄光 賞賛 | 率直的 勇敢 鋭敏 論理的 能弁 |
リーディングの見本としては、
「これまでは、辛い仕事が続き、耐え忍ばれていた状況であったが、
現在は大分メドが立ち、周りからの評価ももらえるようになった。
今後については、いっそう飛躍の活躍が期待できそうだ。
このことから、これまでの辛い環境下は、人生の分岐点だったとも言えるだろう。」
過去に展開された「大アルカナ:吊るされた男」が、過去の状況を現わすだけでなく、 人生の大きな節目(ターニングポイント)であることも、示されていると解けるのです。
また、大アルカナの方が、よりインパクトの強い事象を現わし、
小アルカナは、より繊細に事情を現わすような感覚でリーディングすると、文章化し易くなると思います。
このように、現在・未来よりも、過去の事象の方がより人生においての大きな節目(ターニングポイント)であったことが事実にあり、それ故、過去の配置に、大アルカナ「吊るされた男;正位置」といったしかるべきカードが展開されたと、見て取れるでしょう。
具体例②「なぜ、類似したカードが展開されたのかを追求してみる~」
ケルト十字展開法で具体例を見ていきます。相談内容としては、「相手の気持ち」。
②顕在意識、③潜在意識の配置に、以下のカードが展開されたとします。

①現在の状況 | ②顕在意識 | ③潜在意識 |
ー | 小アルカナ カップのエース;正位置 |
小アルカナ 星;正位置 |
ー | 溢れる愛 理屈抜きの本能で感じる想い 恋に落ちる 胸キュン 親密さ 両想い 意志疎通 | 明るい未来 希望 夢 インスピレーション 充足する 誕生 奇跡 創造 恋愛の成就 |
リーディングの見本としては、
「顕在意識では、恋の始まり・成就を実感した喜びの気持ちが、現状の態度として現れ、
また、潜在意識にある内心においても、これからもっと歩み寄れる関係に希望を持っている、と言えるだろう。」
顕在意識も潜在意識も類似した意味を持つカードが展開されたことから、表面的にも内面的にも、表裏の無い素直な喜びと、解けると思います。
逆に、顕在意識と潜在意識に展開されたカードが、相反する意味のカードが出た場合は、裏表あり、本音と建前のある態度で現れることでしょう。
このように、展開されるカードが、類似していたり、相反していたり、あるいは大アルカナであったり、小アルカナであったりで、「なぜ、その配置にそのカードが展開されているのかを解いていく」と、多角的により深くリーディングすることができると思います。
また、この具体例では、分かり易く説明するために、全て正位置での展開位置にしていますが、実際には、逆位置に展開する場合もあります。
その場合は、更に逆位置の意味を拾ってリーディングするため、より多角的で多層化したリーディングが必要になります。
一度にリーディングしようとすると、色んな思考と視点が散漫してしまい纏まりづらくなりますから、部分部分読み解くことがポイントです。